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通信制高校生のための就活指南⑤ 会社の規模を知る

 

 

 

人生は船の旅に例えられます。

 

高校生からみれば、ずいぶんと長い旅のように感じるかもしれません。

 

 

 

 

 

さて、長い船旅に出る時、

 

大型船の乗組員になるのがいいですか?

 

それとも小さなボートの乗組員になるのがいいですか?

 

 

 

 

 

 

 

大型船だと嵐がきても安心できるような気がします。

 

水も食糧も十分に確保されていそうです。

 

 

 

 

 

 

 

小さなボートなら、自分で風をよみ、気まぐれで自由な冒険もできそうです。

 

釣りをして魚を獲り、島で果実をとって生きていけます。

 

 

 

 

 

 

大型船では乗組員は組織の命令に従わなくてはならないので、自由はあまりありません。

 

組織の一部として、毎日を同じようなことを繰り返しで過ごすことが多くなります。

 

安心とひきかえに、つまらない毎日を強制されているような虚無感を覚えることもあります。

 

 

 

 

 

小さなボートでは食糧が確保できなくて、食糧不足の心配が絶えません。

 

乗組員が少ないので、病人やけが人がでると、支障が大きくなります。

 

毎日が冒険であり、刺激はありますが、不安と隣り合わせになりがちです。

 

 

 

 

 

 

大型船と小さなボート。

 

どちらがいいのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

多くの人は大型の船がいいと考えます。

 

しかし船には定員がありますから、

 

希望者全員が乗務することはできません。

 

 

 

 

 

 

大型船に乗りたいなら、勉強して大型船に適応できなくてはなりません。

 

選ばれるのは、組織人として適応力、学歴があり、筆記試験で得点できる人。

 

ハイレベルな競争にクリアする必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなと同じようにできない人、組織の命令を拒否する人は、

 

大型船では不適応となりかねないので、乗船を拒否されます。

 

しかし、大型船で不適応であっても、

 

小さなボートなら似たような人もいるので適応できることもあります。

 

一人で海を泳ぎながら食糧を確保することはできませんから、

 

船には乗らなければなりません。

 

大きな船と小さなボート。

 

両極端な例ではありますが、どちらを選びますか。

 

 

 

 

 

 

 

会社選びと船選びが同じだと断定するわけにはいきませんが、

 

共通するところもあります。

 

組織の規模です。

 

組織の規模が大きいほど、生活は安定する一方、個人は組織のごく一部となります。

 

組織の規模が小さいほど、生活は不安定ながら、個人の裁量が大切になってきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

前々回は、会社の文化を調べることを書きました。

 

前回は、会社の将来性について考えました。

 

今回は、会社の規模について考えています。

 

両極端な、大型船と、小さなボートで、大企業と中小企業を想像しています。

 

まず、中小企業と大企業の境界線をみてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

4 会社の規模

 

 

法人企業421万社のうち、

大企業はたった0.3%(1万2千社)。

 

 

 

ところが、働く人は、

大企業  1229万人

中小企業 2874万人

 

 

 

 

大企業は数は大変少ないけれど、働く人はとても多いことがわかります。

 

 

 

 

 

大企業、中小企業の違いは、資本金と従業員数によって決まります。

 

これは業種によって異なります。

 

 

 

 

 

 

 

 

(資料)

 

 

中小企業の定義/

 

製造業:資本金3億円以下又は従業者数300人以下

 

卸売業:資本金1億円以下又は従業者数100人以下

 

小売業:資本金5千万円以下又は従業者数50人以下

 

サービス業:資本金5千万円以下又は従業者数100人以下

 

 

(出典)経済産業省 「工業統計表」(2006年) 総務省 「事業所・企業統計調査」(2006年)再編加工

 

 

 

 

 

 

 

 

従業者とは、その会社に直接雇われている人だと考えます。

 

派遣社員や請負業の人は含みません。

 

アルバイトは一時的な臨時採用を除いて従業者となります。

 

 

 

 

 

 

5 会社の成績表

 

 

 

資本金とは、会社を始めるとき、一番最初に用意した現金をいいます。

 

資本金1円ということもありえますが、

 

最初に現金が全くなくても会社を運営するのは至難です。

 

新商品を作ったり、仕入れをしたり、人を雇ったり、広告を出したり、

 

なにかと現金は必要です。

 

 

 

 

 

 

 

資本金が多いほど、信用が高いとされています。

 

資本金が少ない会社と取引するのはちゃんと仕事ができるのか相手を不安にさせます。

 

信用は、お金より大事なものなのです。

 

信用は英語でクレジットといいます。

 

クレジットが無限に高ければ、銀行は無限にお金を貸します

 

投資家もいくらでもお金を出します。

 

必ず増えて戻ってくるからです。

 

 

 

 

 

 

会社の規模をみるときは、まず資本金と従業員数をみます。

 

この2つをみると、

 

大きな船か、小さなボートか、だいたいわかると思います。

 

先ほどの(資料)中小企業の定義を確認して比べてみてください。

 

もっと詳しく会社について知りたい人は、簿記検定に挑戦してみましょう。

 

「損益計算書」「貸借対照表」という2つのデータが読めるようになれば、

 

会社の状態についてより詳しく知ることができます。

 

知らない言葉が出てくると難しそうに感じるかもしれませんが、

 

決してそんなことはなく、商業高校の1年生でも3級くらいは普通にもっています。

 

 

 

 

 

 

 

従業者が多い組織は、従業者がお互いに競い合って成長していきます。

 

落ちこぼれが出ることも織り込み済みで、出世する人としない人との格差がでるのが普通です。

 

 

 

 

 

 

従業者が少ない組織は、落ちこぼれがでると組織の負担が大きくなってしまうため、

 

落ちこぼれが出ないようにサポートする文化があることが多いようです。

 

競うことを楽しいと思うか、競うことがストレスになるか、

 

そういったことも判断基準になるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

規模が大きい組織でも、営業所がたくさんあって、

 

ひとつひとつの営業所の自立性が高い場合は、

 

大型船と小さなボートの両方の特性をもつことがあります。

 

営業所の数も価値ある情報になりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

では、まとめます。

 

会社の求人票をみるとき、参考にしたい情報は、

 

 

 

1 資本金

 

2 従業者数

 

3 営業所数

 

 

 

 

これを(資料)中小企業の定義で測り、大型船か、小さなボートかを判断し、

 

自分に合っているかどうか判断基準としましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年7月6日(水)

鹿島学園通信制学習センター東京池袋サンシャインキャンパス

崎山潤一郎

 

 

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